date:2006年10月6日〜10日 place:三木ホースランドパーク 主催:日本体育協会・文部科学省・兵庫県
平成18年10月16日
第61回の国体は三木ホースランドパークの素晴らしい競技場で開催されました。新設の競技場とは違い、当然この競技場を知り尽くしているチームがいることになります。
その知り尽くしている、関西の5チームと実力のある関東の千葉県、埼玉県が60点台を獲得し、戦力的に厚くない兵庫県が23種目中、無得点種目を4に押さえ優勝しました。
その中で長野県はその7強についで8位となりました。
昨年の4位から比べれば後退ですが、今年のメンバー、馬匹を考えれば大健闘だったと思います。九州、東北、東海のブロック優勝県と北海道、山梨(昨年3位)の低迷は即長野県にも当てはまります。
今回の大きな変化のひとつに、障害成年男子に全日本のトップが出場していたことと、逆に(馬場にも)アジア大会、世界選手権の予選・本番に出場の選手の欠場があったことも影響しています。これにはふたつの変化があります。この対応を誤ると今後の強化に影響します。
ひとつは日本体育協会の宣言している、国体はトップアスリートの位置付けと、各県体育協会の強化費と成績とのセット要求、各乗馬クラブの公認競技会、全日本ジュニア選手権と同じように関東、近畿ブロックの強豪クラブの国体に対する取り組みの変化があります。
ふたつめは選手選考の考え方です。今までは選考会重視ですが、今回の国体で入賞できなかった人馬、残念ながら失権された人馬、辛うじて入賞できた人馬は残念ながら、レベルの高い競技会の参加回数、実績の不足、人馬の能力不足または経験不足が根底にあります。
強化指定選手選考の基準の中に公認競技会の参加回数、実績の評価も必要ではないでしょうか。又トレーナーの招聘という強化のあり方も(馬場の8位入賞に効果)課題です。
今国体を審判員として見た率直な印象です。なにはともあれ総合8位入賞おめでとう御座います。
長野県馬術連盟副会長
第61回国体審判員
鶴田哲也
写真: 10/6成年女子二段階障害優勝の佐藤泰選手&南無号 同10/6成年男子セントジョージ8位入賞の北原衛選手&アゴスティニ号 同セントジョージの表彰式風景
写真提供: 信州大学馬術部OG、兵庫県在住のM.Mさん 第一日目に応援に駆けつけて頂きました。ありがとうございました。
のじぎく兵庫国体の競技の模様を録画中継で見ることが出来ます。
是非ご利用下さい。
(録画中継日程 2006年9月30日〜2007年月3月31日)
のマークがある競技は録画中継があるものです。